木質バイオマス燃料の調達
秋田県内全域の未利用材を有効活用
当発電所の主燃料となる木質チップは、県内各地域の素材生産事業者(兼林業者)とのチップ供給契約により、県内全域から供給されます。
県内の林業者と提携することで、未利用材の新たな需要先として県内林業の活性化の一端を担うとともに、バイオマスによる再生可能エネルギー社会を実現します。
PKSとは?
もう一つのバイオマス燃料
PKS(Palm Kernel Shell)とはヤシの実の種子の中心(仁)を覆う殻の部分のことで、主にアブラヤシの実からパーム油を製造する過程の副産物として排出されます。
PKSはアブラヤシの栽培、パーム油の生産が盛んなインドネシアやマレーシアなどの東南アジアの国々で主に生産されています。
本来は農作物残さ廃棄物となるものですが、油分が多く発熱量が高いことから、近年バイオマス燃料として注目されています。
市場は拡大中
東南アジアのPKSの輸出市場は既に400万トン超といわれ、さらに世界的な再生可能エネルギーの機運の高まりとともに年々拡大しています。
弊社発電所でも、インドネシア・マレーシアから輸入されたPKSを燃料として約30%使用しています。
農産物の収穫に伴って生じるバイオマス燃料(PKS)の持続可能性(合法性)の確保に関する取組について [PDF]
GGL認証取得のお知らせ
燃料として使用するPKS(Palm Kernel Shell:パーム椰子殻)を対象に、GGL認証(※)を2023年1月23日付けで取得いたしました。【認証番号:GGL-889624】
GGL認証は、調達されたバイオマス燃料が製造、加工、輸送、最終利用までの過程を網羅的に追跡・記録し、持続可能性を保証する国際的な第三者認証制度です。
2024 年 4 月以降(予定)、日本の固定価格買取制度(FIT)対応のバイオマス発電所向けに供給されるPKSは、第三者認証の取得が必要となります。
燃料サプライヤーが取得を義務付けられている第三者認証を、発電事業者である当社も取得することで、より一層の責任をもってバイオマス燃料の持続可能性を確保する狙いです。
当社は今後も環境と地域社会に配慮した事業活動を推進してまいります。
※GGL認証(Green Gold Label)・・・2002年に発足した、Green Gold Label Foundationが運営する、持続可能なバイオマスのための国際的な認証プログラム。GGL認証は、生産、加工、輸送から、バイオエネルギーやバイオベース用途における最終利用までのサプライチェーン全体を対象としている。